欲情。
「俺ってば、宝児意外に欲情しなくなっちゃったのかな〜?」
パラパラとページをめくる。
バンから借りた秘蔵コレクション。
つまりは・・・エロ本ね。
いらないって言ったのに無理やり押し付けられた。
捨てるのも勿体無いから、ちょっと読んでみた。
んだけど・・・・・・・。
足を大きく開いた胸の大きいお姉さん。
赤い口紅で誘っている幼げな少女。
「・・・・・・・全然だめ」
でも、これで欲情しない俺ってやばい?
やばい・・・いつのまにか使いのものにならなくなちゃったのかな〜?
これじゃ、あの宝児を満足させらんない・・。
「お前、何見てるんだ」
パッと雑誌を取り上げられる。
そこには怒った顔の宝児。
そして、その雑誌をゴミ箱に投げ捨てられた。
それ・・・バンのなのに・・・。
「お前は、そんなもの見るな!」
わ・・・怒ってる。
・・・ごめんなさい。
素直に謝ると、宝児はそのままくるりと後ろを向いて去ってってしまう。
でも去り際に言われた一言。
真っ赤な顔で。
恥ずかしそうに俯いた顔で言った、その一言で。
「お前は、俺だけに欲情すればいいんだ!」
あ・・・・・・・・・・欲情した。
<あとがき>
SSSですね!
短い!こんな短いの書いたの初めて。
ぱっと浮かんだネタだったのです。
ごめんね。
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